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禁煙による節約
禁煙で減らせるリスク
・心臓の病気(虚血性心疾患)による死亡率は53%低下
・脳卒中による死亡率は52%低下
対象:40~79歳の日本人94,683人(男性 41,782人、女性 52,901人)
方法:前向きコホート研究(平均9.9年間追跡)
Iso,H.et al.:Am J Epidemiol 161(2):170,2005 *いずれも喫煙群に対する禁煙群10~14年後の死亡率
健康保険等で禁煙治療を受けるには
① ニコチン依存症の判定テスト(TDS: Tabacco Dependence Screener)が5点以上
② 35歳以上の方については、1日の喫煙本数に喫煙年数を掛けた数(ブリンクマン指数)が200以上である事
③ 直ちに禁煙を始めたいと思っている
④ 禁煙治療を受けることを文章で同意している
以上を満たす者は健康保険等を使って禁煙治療を受けることができるようになりました。
ニコチン依存症を診断するテスト(TDS)
検査項目 | はい (1点) |
いいえ (0点) |
|
1 | 自分が思うよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか。 | ||
2 | 禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか。 | ||
3 | 禁煙したり本数を減らそうとした時に、タバコが欲しくてたまらなくなることがありましたか。 | ||
4 | 禁煙したり本数を減らそうとした時に、次のどれかがありましたか。 (イライラ、神経質、落ち着かない、集中しにくい、憂うつ、頭痛、眠気、胃のむかつき、脈が遅い、手の震え、食欲または体重の増加) |
||
5 | 「4」で伺った症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか。 | ||
6 | 重い病気にかかった時に、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか。 | ||
7 | タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。 | ||
8 | タバコのために自分に精神的問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。 | ||
9 | 自分はタバコに依存していると感じることがありましたか。 | ||
10 | タバコが吸えないような仕事や付き合いを避けることが何度かありましたか。 |
*5点以上は「ニコチン依存症」
禁煙治療の内容
当院では、禁煙補助薬を使用したプログラムを導入しております。
こちらは12週間で5回の外来受診をしていただくプログラムです。(保険適用)
初回
- カウンセリング現状の確認と検査日の予約
食事の指導など
治療法についての説明をします。 - 測定唾液採取
検査所に移動して
唾液成分を測定、分析します。 - 禁煙宣言禁煙を誓って誓約書に
サインをしていただきます。
2~5回目
- 測定一酸化炭素濃度の測定をします。
- 問診・カウンセリング禁煙状況の確認と
カウンセリングを行います。 - 治療飲み薬を追加処方しますので
これらを5回にわたって繰り返します。
5回の診察をすべて受けた人と、診察を中断した人の禁煙成功率を比べた調査があり、すべての診察を受けた人では、約50%が禁煙を続けており、2人に1人が禁煙に成功しています。一方、初回の診察で中断してしまった人で、禁煙が続いているのは、わずか4.7%でした。
なお、このプログラムには個人差があり5回で成功する方もいれば、しない方もいらっしゃいます。
【出典元】平成28年度診療報酬改定の結果検証に係る特別調査(平成29年度調査)
ニコチン依存症管理料による禁煙治療の効果等に関する調査報告書
リンク先:https://sugu-kinen.jp/treatment/flow/
※過去に健康保険等で禁煙外来を受けたことがある方の場合、前回の治療の初回診察日から1年経過しないうちは、自由診療となります。